色覚異常の主な原因は遺伝ですが、後天的に発症する場合もあります。遺伝とは関係のないさまざまな要因によって、色覚に異常が生じる可能性があるのです。
この記事では、後天的な色覚異常の主な原因について解説します。
原因1:慢性疾患

慢性的な病気が原因で、色覚異常が起こることがあります。色覚異常の原因となる一般的な慢性疾患は次のとおりです。
- アルツハイマー病
- 糖尿病
- 緑内障
- 白血病
- 肝臓病
- 慢性アルコール中毒
- 黄斑変性症
- 多発性硬化症
- パーキンソン病
- 鎌状赤血球症
- 網膜色素変性症 など
慢性疾患による色覚異常は、片目だけに影響が出る場合や、左右の目で異なる見え方になるなど症状はさまざまです。ただし、適切な治療や病気のコントロールによって、視力や色の見え方が改善されることもあります。
原因2:事故

事故や脳卒中によって網膜が損傷したり、脳や目の特定の部位が影響を受けたりすることで、色覚異常になる場合があります。
原因3:薬物療法

以下のような特定の薬剤を使用すると、色覚異常が生じることがあります。
- 抗生物質
- バルビツール酸系薬剤
- 抗結核薬
- 高血圧薬
また、神経障害や心理的問題の治療に使われる薬剤などが原因となる可能性もあります。
原因4:化学物質

一酸化炭素や二硫化炭素、肥料、鉛を含む一部の化学物質は、色覚異常を引き起こす可能性があります。工場や作業現場など職場で化学物質にふれる機会が多い人にとって、重要な懸念事項のひとつです。
原因5:加齢

加齢とともに身体に物理的な変化が起こり、視力にも影響を及ぼします。60歳以上の人の場合、鮮明な視界がぼやけ始めるのと同時に、身体的変化が色覚に影響を与える可能性があります。
おわりに
後天性色覚異常の原因は主に次の5つです。
- 慢性疾患
- 事故
- 薬物療法
- 化学物質
- 加齢
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