
色覚サポートメガネは、色覚異常を持つ人がより鮮やかな色の世界を見えるようにサポートします。しかし、色覚サポートメガネがすべての人に合うわけではありません。多くの種類の中から、ご自身の色覚異常のタイプやメガネの使用目的に応じて選択する必要があります。
この記事では、色覚サポートメガネの正しい選び方についてご紹介します。
色覚異常の種類
色覚サポートメガネが見え方をサポートする色覚異常には3種類あります。
▼色覚サポートメガネにより見え方をサポートする色覚異常の種類
種類 | 詳細 |
デュータン(2型) | ・一般的に赤緑色覚異常と知られている ・赤、緑、オレンジ、茶色、ピンクなど、さまざまな色を見る能力に影響する |
プロタン(1型) | ・赤緑色覚異常と非常に似ている ・多くの場合、緑よりも赤の波長に影響する |
トリタン(3型) | ・非常に少ない種類 ・青と黄色の光の波長に影響する |

色覚サポートメガネは、一般的にデュータン(2型)とプロタン(1型)、そしてトリタン(3型)の人の見え方をサポートします。
メガネのレンズは、それぞれの色覚タイプに合わせて設計されており、特定の光の波長を選択的にフィルタリングします。具体的には、色の識別時に重複を引き起こす波長の一部を除去することで、色覚異常の人がより広い範囲の色をはっきりと見ることができるようになります。
選ぶ手順
1.色覚サポートメガネを、どのような場面で使用するか明確にする
▼屋外(通勤や買い物などの外出、旅行)

▼屋内(仕事で資料を見る時、ゲーム、飲食店など)

明るい屋外や景色の良い場所で使用するのに適したメガネ、暗い照明の屋内で使用するのに適したメガネがあります。
屋外用メガネは目を保護するためのUVカットシルバーコーティングを施しているので視界が暗くなります。そのため屋内用のコーティングなしの商品と比較すると色の見え方が異なる場合があります。
2.色覚検査を受けて、自分の色覚を判定する

色覚サポートメガネは色覚異常を持つ人の見え方をサポートしますが、効果を高めるには色覚異常の種類に合ったレンズを選ぶことが重要です。
3.メガネのデザインを決める

ご自身の好みに合ったデザインを選ぶことができます。
視力と色覚の両方をサポートするために、使用シーンに応じた色覚サポートメガネを選びます。オーソドックスなデザインからファッショナブルなものまで、自分にもっとも合うフレームを見つけましょう。お手持ちのメガネに装着して使用できるクリップ・オンタイプもあります。
色覚サポートメガネの正しい選び方を知ると、購入したメガネの機能を最大限にいかせます。ご自身の色覚に適したレンズを見つけ、用途やスタイルに合わせてカスタマイズしてください。
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