色覚異常の仕組み
私たちの多くは、季節の経過とともに変化する風景や映画、ゲームの映像をフルカラーで見ることができます。 ですので、色覚に制限のある世界は想像しづらいかもしれません。 しかし、たとえあなたが気づかなくても、日本をはじめ世界には多くの色覚異常の方がいます。その数は世界中で約2億人を超えると推定されます。 「色覚異常はどのようにして起こるのか?」専門家が解説します。
色覚異常とは、色の認識や違いの識別が正常な人とは異なり、異常があることをいいます。 色に対する感覚がまったくなく、モノクロ写真のように全てが灰色に見えてしまうというようなケース(1色覚)は希で、特定の色が重なった時にその違いが小さく感じられるというケースがほとんどです。
では、色覚異常はなぜ起きるのでしょうか?
目の網膜の中には「杆体(かんたい)」と「錐体(すいたい)」という2種類の細胞があります。
杆体細胞:光の明暗を検出します。
錐体細胞:光の色を検出します。3種類の錐体があり、それぞれ赤・青・緑を検出します。
錐体細胞は目にあたる光を検出します。さまざまな光を赤・青・緑の3種類の錐体が感じとり、これが正常に機能するとさまざまな色を認識できるようになります。
しかし、例えば赤と緑の錐体が適切に機能しない場合、赤と緑の認識に異常が生じますが、青は正常に見ることができます。
先天性色覚異常については、先天性に対しては医学的な治療は不可能とされてきましたが、PILESTONEはは様々な色覚異常のタイプを補助するためのレンズの開発に成功しました。
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